C-Stem™テクノロジー

細胞品質を維持しながら、細胞治療薬の製造のスケールアップに貢献

製造上の問題を解決

C-Stem™ は、高い細胞品質を備えた幹細胞由来の治療薬大量生産を可能にする、生体模倣の細胞培養プラットフォームです。

スケールアップ

C-Stem™ は、バイオリアクターの規模に関わらず、細胞の微小環境を生成します。重要なパラメーターを変更することなく、より大規模なバイオリアクターに移行することを可能にします。

安全性

C-Stem™ は、細胞のゲノム完全性を維持し、成熟した表現型を作り出すことで、より安全な細胞治療を可能にします。

効率性

C-Stem™ は機能的で、生着率が高く、より早い治療効果を発揮する微小組織を生成します。
ステップバイステップ

C-Stem™のプロセス

#1 産業グレードのマイクロ流体デバイス

ハイスループットの細胞カプセル化技術

  • GMP適合装置
  • 自動化、閉鎖系、ディスポーザブル部品使用
  • 処理速度:1,000カプセル以上 /秒
#2 三次元の生体模倣的微小環境

in vivo同様に自己組織化する幹細胞

  • エピブラスト構造により迅速かつ忠実な細胞分裂を促進
  • カプセルは多孔質のため、栄養、ガス、成長因子を透過
  • カプセルにより培養・分化の工程で生じる外的ストレスから細胞を保護
#3 バイオリアクターを用いた製造のスケールアップ

幹細胞の大量培養・分化

  • 増幅率:100倍以上/週
  • 生存率、多能性、ゲノム完全性:90%以上
  • 10L規模のバイオリアクターを使用し、100億個以上の細胞培養に成功
  • バイオリアクター内で三次元微小組織への分化
#4 容易な細胞回収と移植プロセス

機能的で
すぐに移植可能な
三次元微小組織

  • 数分間で溶解可能なカプセル
  • 成熟細胞を使用する事で治療薬の有効性と安全性を向上
  • 取り扱い・移植が容易な微小組織フォーマット
パートナーシップモデル

私たちの使命:自社開発プログラム・他社との協業プログラムを通して、C-Stem™による恩恵を1日でも早く患者に届けること

二次元から三次元培養へ

当社の三次元幹細胞生物学チームのR&Dプラットフォームは、既存のプロトコルを C-Stem™ に適合させ、最適な ヒトiPS細胞の増幅と分化を実現します。

スケールアップを
見据えて

当社のバイオプロダクションチームは、非臨床および初期の臨床試験の段階で商業規模の製造法を確実なものするために、バイオリアクターを用いた製造プロセスを開発します。

移植効率の向上

                                                   当社のサイエンティストは、ロジスティクス、移植方式、医療機器に関する専門知識を提供し、製品の臨床的利便性と治療効果を最大化することに貢献します。

生産の最適化

             当社のカプセル化・分析開発チームは、臨床および商業段階における生産工程の最適化を継続的に支援します。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

惇 サイト

滝山 惇

日本事業開発担当

C-Stem™ テクノロジー:バイオリアクターでiPS細胞由来の細胞治療を産業的に生産する技術

TreeFrog Therapeuticsは、大規模バイオリアクターでiPS由来の細胞治療を大量に生産する技術「C-Stem」を開発しました。C-Stemは、毎秒1,000個以上のカプセルを生成する独自のハイスループット細胞カプセル化技術をベースにしています。各幹細胞カプセルは、生体内で多能性幹細胞ニッチを再現した生体模倣的微小環境を形成しています。カプセル内では、iPS細胞が自己組織化してエピブラスト様の三次元幹細胞微小組織を形成し、指数関数的な多能性幹細胞の増殖、多能性の均一な維持、忠実度の高い染色体分離(ゲノム完全性の維持)を促進します。カプセルはまた、生産工程で幹細胞を保護する役割も果たします。C-Stemは、産業用バイオリアクターにおいて、iPS細胞をスケールに関係なく指数関数的に増幅させ、機能的な三次元微小組織に分化させることを可能にします。